こんにちは。FP2級保有のコアラ太郎(@koala_taro)です。
好奇心を満たすために、組織、時間に縛られない自由人を目指してブログ運営をしています。
今回は、「フルローン太陽光発電投資→売電収入→米国株配当金」という「太陽から生まれた配当金」について記事にしてみたいと思います。
2018年の太陽光発電の売電収入公開
僕は、フルローンで10kw前後の太陽光発電を建物の屋根の上に2箇所保有しています。
それぞれの収支を公開しますので、これから太陽光発電を取り組もうとする方に参考にしていただければ幸いです。
1基目の太陽光売電収入=470,324円
- 初期投資額:453万円(10.2kw)
- 金利1.325%で35年返済(建物と一体の返済)
- 表面利回り:10.38%
- 毎月平均売電収入:39,194円
2基目の太陽光売電収入=542,984円
- 初期投資額:500万円(14.58kw)
- 金利1.575%で35年返済(建物と一体の返済)
- 表面利回り:10.85%
- 毎月平均売電収入:45,249円
一般的には、太陽光売電収入は雑所得として言われていますが、僕の場合は、不動産物件の屋根の上に設置した太陽光設備なので、税務署職員からは雑所得ではなく、不動産所得で申告して良いとアドバイスを受けました。
※税の詳細については、税理士にご相談くださいね。
太陽光発電投資は、ボロ儲けっていうイメージかもしれませんが、上記の僕の実績を見ていただくと、フルローンで投資をした場合だと返済後の手残りは、そう多くはありません。
固定買取期間20年に対して15年でのローン返済計画の場合、完済後の5年間は返済が無くなります。
完済後にようやく、売電収入のほとんどが最終利益となって、まとまった利益が入るようなイメージです。
その他忘れがちなコストとして、10kw以上の太陽光発電設備の場合、償却資産にかかる固定資産税を支払う必要も出てきます。
償却資産にかかる固定資産税は、毎年7万円〜2万円程度に年々減額しながら、約10年間払い続けることになるので意外と大きなコストになります。
設備取得後、10年目あたりで評価額が150万円未満になるので、ようやく0円になり、償却資産にかかる固定資産税を払う必要がなくなります。
そのため、フルローンでの太陽光発電への投資のウマミは、投資後16年目から20年目の5年間にあると言っても過言ではありません。
ただし、
20年間、無事に太陽光発電設備が稼働し続けていたらの話です!
そこが太陽光発電投資の最大のリスクとなります。
一応僕の場合、初期投資額の500万円には定期メンテナンス費用、10年間の設備保証、10年間の自然災害補償が含まれています。
しかし、これらの保証等は10年までなのです。
10年目以降の自然災害、製品の故障や異常に関しては、保証がありません。10年目〜20年目までは何事もないことを祈るのみです。笑 ※保証内容は業者などによって様々です。
太陽光発電は非常に魅力的な投資である一方で、リスクとリターンをのバランスが微妙な気がします。
これから、太陽光発電の投資をされる方は、いろいろ考えてから投資することをオススメします。
この度、土地付き太陽光発電投資サイトのメガ発さんへ寄稿をさせて頂きました。
寄稿記事はコチラから読めます。
太陽の恵みを米国株に注ぐ!
僕は、太陽光から発電された電気を電力会社に売電し、その収入で米国株を購入して、配当金を得ています。
ふとこの投資について考えてみると、不思議な感覚になりました。
- 貯金が無い僕に、サラリーマンという理由だけで銀行さんが大金を融資
- 融資してもらったお金で太陽光発電に投資
- 太陽光が発電をする
- 発電を電力会社に売電し収入が発生
- その収入を米国株購入資金に充てる
- 米国企業から配当金が入金される
以上のように「無」から生み出された配当金を、現在少なからず受け取れているという事実です。
例えば、太陽光が生み出したお金10万円分で、配当利回り5%の銘柄に投資をした場合、毎年5,000円の配当金が入ってきます。
これは、冷静に考えると、とても不思議な現象です。本当に太陽サマサマです。
ちなみに僕は、米国株の取り扱い銘柄が約3400銘柄で圧倒的な銘柄数が購入できるマネックス証券を利用しています。
建物の屋根に太陽光発電を取り付けるメリット
先ほど収支を紹介した太陽光発電設備2基は、僕が所有する収益物件の屋根の上に設置しております。
屋根上設置には、以下のメリットがあります。
- 雑草が生えない
- 盗難リスクが、ほぼゼロ
- 石投げなど、イタズラリスクが少ない
- 屋上階の入居者には日傘効果で涼しくなる
- 建物と一体的に収益の改善に寄与する
特に①、②、③のメリットは非常に大きいです。
デメリットとしては、太陽光パネルが劣化により発熱し火災を引き起こす事象が、発生することがあるので定期的なメンテナンスと注意が必要です。
地面に設置する「野立て太陽光発電投資」であれば、除草対策や草刈り作業などに費用や労力がかかります。
また、保証が切れた後の盗難やイタズラが発生する確率があるので、多少リスクが高いです。
野立て太陽光発電投資には、何度も検討をして営業マンと商談を試みましたが、結局は盗難、草刈りなどのメンテナンス費用が激高い点で、挫折し結局着手に至りませんでした。
太陽光発電投資のまとめ
太陽光発電のブームは基本的に終わりましたが、まだ一部では盛り上がっています。
僕自身も、まだチャンスがあれば試みたいとも思う一方で、実際に太陽光発電に投資中である僕からすると、そこまでウマミが大きい投資ではないのです。
今思い返せば、不動産や太陽光発電の融資の際に、銀行の支店長さんから言われた言葉が印象的でした。
「今の時代、株の配当金も3%〜5%程度、そんななか不動産や太陽光発電への投資は魅力がある。」と言っていました。
今考えてみると、米国株の高配当銘柄や連続増配銘柄に投資をしていれば、YOC=Yield on cost(初期投資の資金に対する配当金の利回り)は不動産投資や太陽光発電への投資よりも断然に良い結果を残すのかもしれないと感じております。
不動産と太陽光は経年劣化による空室、発電効率の低下などにより、YOCは下がる一方ですからね。
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