ファイナンシャルプランナーのコアラ太郎
(@koala_taro)です。
トクする情報、タメになる情報を発信して「自由な働き方」を目指しています。
僕が、かつて6ヶ月で60万円を貯めることができた「先取り貯金」に最適な方法を紹介します。
その方法とは、ネット銀行の「定期自動入金」サービスです。
定期自動入金サービスを利用すると、毎月、支払いの為の入出金する手間を省いたり、先取り貯金の仕組みが作れます。
一度、設定を行えば、ほったらかしで積立貯金をすることも可能です。
お金を貯めることができない人や、毎月決まった額を他の銀行に移す必要がある人にオススメです。
定期自動入金の主な目的は、
- 積立貯金
- ATMや振込で入金する手間を省く
- 毎月のローンやクレジットカードの引落としに備える
- お小遣い管理
- 証券口座に入金する投資資金確保
目次
最強の貯蓄術「先取り貯金」を「定期自動入金」で実現
お金を貯める簡単なコツは、給料日にすぐ貯金額を取り除いて(貯金)、残った額で生活(支出)することです。
僕は以前、出稼ぎで滋賀県の工場で働いていた時に、月額17万円の手取りで毎月10万円を貯金し、半年間で60万円を貯めることができました。(食費を節約しすぎて体重が49kgにまで減ってしまいました。。。笑)
その時に、行なっていた方法は、給料日に現金10万円をすぐさま貯金箱に入れて、残った額で生活をしていました。
いわゆる、給与日に貯金額を抜き取る「先取り貯金」です。
これは、体験済みで、実証済みなので断言できますが「確実にお金が貯まります」。
しかし、実際に先取り貯金をやろうと思うと、以下のような流れになります。
- ATMがある場所に行く
- 給与振込み口座(メイン口座)から貯金額を引き出す
- そのお金を貯金専用口座に預け入れる
アナログな方法で先取り貯金をするには、3ステップも手間が発生します。
そのうえ、うっかり何も考えずにATMからお金を引き出すと、時間外手数料が発生するミスが起きる可能性もあり得ます。
そこで、こうした手間を省く為にご紹介したいのが、ネット銀行の「定期自動入金サービス」です。
ポイント
- 定期で
- 自動に
- 入金がされる(希望の口座に入金)
- しかも無料で
一度設定してしまえば、毎月ほったらかしで資金の移動ができます。
このような設定を、無料で出来るサービスなのでとても嬉しいですね。
メイン口座から希望額を抜き出す手数料と、移動目的の口座に入金する手数料の双方とも無料です。
僕の場合、貯金が目的というよりかは、投資資金の確保の為に使っています。
具体的には、「給与のうち毎月4万円は米国株を買うように別口座に資金を移したい。」という使い方です。
僕の例だとステップは以下の通りです。
- メイン口座(地銀)から、ネット銀行へ定期自動入金(無料)
- ネット銀行から証券会社へ即時入金(無料)
ほとんどの場合、ネット銀行からネット証券への入金は、手数料無料なので全てが無料で完結できます。
記事の最後に、主要ネット証券への即時入金の対応状況を表でまとめていますのでご確認ください。
では、そんな便利な定期自動入金サービスを提供している主なネット銀行を順番にご紹介します。
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住信SBIネット銀行「定額自動入金サービス」
- 手数料無料
- 1万円から千円単位で設定可能
- 毎月5日、27日に希望の口座から住信SBIネット銀行へ資金移動(自動入金)
- 利用用途に応じて最大5件まで可能(貯金、ローン返済、お小遣い等)
- 希望の口座から引き落とし後、4営業日後に住信SBIネット銀行に入金
毎月5日に、メイン口座から希望額を引落とをした場合をカレンダーで見てみましょう。
ご自身の給料日に合わせて、5日の引き落としか、27日の引き落としを選びましょう。
給料日直後の近い日を引き落とし日を設定にする方が、「先取り貯金」の効果が高いですよ。
対応金融機関
- 都市銀行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)
- ゆうちょ銀行
- ネット銀行(楽天銀行、ジャパンネット銀行、イオン銀行、セブン銀行、ソニー銀行、GMOあおぞらネット銀行、新生銀行)
- 地方銀行
- 信用金庫
一度設定をしてしまえば、以後は毎月自動で資金が移動されるので強制的に先取り預金ができます。
また、「定額自動入金」の設定をするとスマートプログラムとして、毎月30ポイント(現金30円分)が貯まります。
貯まったポイントは、500ポイント以上100ポイント単位で1ポイント=1円として現金に交換可能です。
定額自動入金を開始後、17ヶ月で510ポイント(30ポイント×17ヶ月)に達するので現金化できるようになります。
強制貯金ができる上に、さらにポイントまでもらえて一石二鳥としか思えないほど嬉しいサービスですね。
以後紹介するネット銀行も、住信SBIネット銀行と基本的な条件は、ほとんど同じ内容となっております。
参考までに、家庭でできる簡単節約術は固定費の見直です。高いウォーターサーバーの見直しも「節約できる固定費」ですので見直してみてはいかがでしょうか?
じぶん銀行「定額自動入金サービス」
- 手数料無料
- 1万円から千円単位で設定可能
- 毎月6日、26日に希望の口座からじぶん銀行へ資金移動(自動入金)
- 利用用途に応じて最大5件まで可能(貯金、ローン返済、お小遣い等)
- 希望の口座から引き落とし後、4営業日後にじぶん銀行に入金
対応金融機関
- 都市銀行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)
- ゆうちょ銀行
- ネット銀行(楽天銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行、イオン銀行、セブン銀行、ソニー銀行、GMOあおぞらネット銀行)
- 地方銀行
- 信用金庫
ジャパンネット銀行「定額自動入金サービス」
- 手数料無料
- 1万円から千円単位で設定可能
- 毎月5日、27日に希望の口座からジャパンネット銀行へ資金移動(自動入金)
- 利用用途に応じて最大5件まで可能(貯金、ローン返済、お小遣い等)
- 希望の口座から引き落とし後、4営業日後にジャパンネット銀行に入金
対応金融機関
- 都市銀行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)
- ゆうちょ銀行
- ネット銀行(楽天銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行、セブン銀行、新生銀行)
- 地方銀行
- 信用金庫
イオン銀行「自動入金サービス」
- 手数料無料
- 1万円から千円単位で設定可能
- 毎月6日、23日に希望の口座からイオン銀行へ資金移動(自動入金)
- 利用用途に応じて最大5件まで可能(貯金、ローン返済、お小遣い等)
- 希望の口座から引き落とし後、5営業日後にイオン銀行に入金
対応金融機関
- 都市銀行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)
- ゆうちょ銀行
- ネット銀行(楽天銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行、セブン銀行、新生銀行)
- 地方銀行
- 信用金庫
記事で紹介した定期自動入金ができるネット銀行を表で比較
住信SB I銀行 |
じぶん 銀行 |
ジャパン ネット 銀行 |
イオン 銀行 |
|
---|---|---|---|---|
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
設定金額 | 1万円から 千円単位 |
1万円から 千円単位 |
1万円から 千円単位 |
1万円から 千円単位 |
設定日 | 毎月5日 毎月27日 |
毎月6日 毎月26日 |
毎月5日 毎月27日 |
毎月6日 毎月23日 |
設定件数 | 最大5件 | 最大5件 | 最大5件 | 最大5件 |
入金日 | 4営業日後に入金 | 4営業日後に入金 | 4営業日後に入金 | 5営業日後に入金 |
SBI証券へ 無料で 即時入金 |
対応 | ー | 対応 | 対応 |
楽天証券へ 無料で 即時入金 |
対応 | ー | 対応 | 対応 |
マネックス証券へ 無料で 即時入金 |
対応 | ー | 対応 | ー |
松井証券へ 無料で 即時入金 |
対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
カブドットコム証券へ 無料で 即時入金 |
ー | 対応 | 50円 | ー |
ご覧の通り、各社ほぼ条件は変わりません。
そのなかでも僕は、個人的には住信SBIネット銀行をオススメします。
理由は、定期自動入金の設定をするだけで、毎月30ポイント(30円)がもらえるのと、多くのネット証券で無料即時入金ができるからです。
単純計算で、金利0.3%と同じぐらいお金が増えます。
毎月1万円を定期自動入金に設定したとした場合、30円×12ヶ月➗12万円=0.3%
メガバンクの金利が0.001%なので、比較すると住信SBIネット銀行の定期自動入金だと300倍もお金が増える計算になります。
※実際には、500ポイント以上にならないと現金化できません。
このように、定期自動入金を利用すれば、強制的に給料日直後に希望額が別口座に移動するので、お金が自然と貯まるはずです。
節約、貯金は仕組み作りがポイントなので、一度定期自動入金の設定をしてしまえば、ほったらかしで貯金ができるはずですよ。
楽しみながら、節約をして「自由な働き方」を目指しましょう