FP2級保有のコアラ太郎(@koala_taro)です。
トクする情報、タメになる情報を発信して「自由な働き方」を目指しています。
オフ会仲間である穂高唯希さん(三菱サラリーマン)がこの度、サラリーマン生活7年半の30歳でFIREを達成し、本を出版されました。
海外でFIREを達成した方の本は何冊か出版されていますが、日本でFIRE達成者によるFIRE本は、穂高さんが初となります。
僕もFIREを目指す身として、FIRE達成者から様々な知恵を吸収すべく本から学びがあった点や、自分との共通点をまとめてみました。(著者と多くの共通点があり驚き)
目次
そもそもFIRE(経済的自由)とは?
今、海外の若者(20代、30代)の間では、浪費や無駄な消費せずに、そこそこのお金で自由に暮らすことを目指すしている人が増えてきています。
そのような動きは、「FIREムーブメント」と呼ばれています。
FIREとは、以下の略語です。
- F:Financial (ファイナンシャル=経済的)
- I:Independence(インデペンデンス=独立)
- R:Retire(リタイア=引退、退職)
- E: Early(アーリー=早期)
つまりFIREとは、「経済的に独立して早期退職」=「経済的自由」を目指すという意味です。
海外では、すでにFIRE達成者の本は、数冊販売されております。
日本でFIRE達成者によるFIRE本は、穂高さんが初となります。
穂高氏(三菱サラリーマン)が日本初のFIRE本が出版!
ツイッターやブログで有名な、穂高唯希さん(三菱サラリーマン)が、若干30歳でFIREを達成し、本を出版されました。
ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」
実は、彼とはオフ会でお会いしており、今でも親交があるメンバーの1人です。
そんな、身近な人がFIREを達成されたことを大変嬉しく思うと同時に、自分もFIRE達成に向けて頑張ろう!とエネルギーを頂きました。
彼の本は、日本でFIREを目指したい方にとって、必読の本であります。
そんな彼の、著書を読んでるうちに自分との共通点が見えてきて、FIRE達成に向けて、ますます自信が湧きました。
以下、共通点をまとめました。
「入社初日で退職を決意」、「普通でいないといけないという空気が苦手」
本の中で、彼は、三菱グループに属する大企業に入社しながら、入社当日に退職を決意したそうです。
そして、会社内で「普通でいなければならない。」という空気を感じ、苦しさを感じたとのことです。
実は、僕も沖縄では、割と人気の会社に入社したのですが、最初の1週間で退職することを決意しました。(まだ在職中)
また同時に、「普通でいなければならない。」という感情も僕も同様に感じました。
社会で一般的とされる社会通念にとらわれず、1度きりの人生、自分が思うままに自由に生きよう。
と、本の中で一文がありますが、まさに完全同意です。
また、著者が通っていた中高一貫校では、生徒も先生も良い意味で変人揃いで、素晴らしい学校で素晴らしい経験だったと言及しています。
実は、僕のモットーが「常識を疑え。」「変人であれ。」なので、とても共感しております。
老齢期の自由な時間と若年期の自由な時間の価値は、大違い。
彼は、本の中で筋肉量という具体的な数値で、若年期における有限な時間の大切さを説明しています。
これについて私も、共通の考えを持っております。
これまでの日本社会では、60代で定年退職をし、それから自由な生活を手に入れるというのが一般的な考えです。
しかし、60代で自由な時間、ある程度のお金を手に入れても、できることは限られてくると思います。
海外旅行やチャレンジしたい事など、肉体的なパワーと精神的なパワーを要します。
60代で精力的な活動ができないことはないが、僕は60代で自由を手に入れることにあまり魅力を感じません。
若年気にこそ、お金と時間という自由を手に入れてこそ、意味があると思います。
生涯必要な資金を、若年期に確保してしまえば、定年退職を待たずに自由を手に入れることができると考えます。
これは、僕が大学生の頃から信じていることであるし、母親にも熱弁したことがあります。笑
なので、僕もFIREを目指して日々活動をしています。
中学2年生の時に、為替を研究する。
著者は、中学2年生の時に為替に興味を持ち、研究したそうです。若い頃からお金に興味、好奇心があったそうです。
その後、彼は、FXを始めたが元本割れや、24時間動き続ける為替の世界に精神面で消耗することに気付き、FXを撤退し、株式投資に移行することにしたそうです。
実は、僕もかなり似た経験を持っております。
小学生の頃にナンバーズを研究してお金を増やそうと分析、研究をしていました。笑
その後、大学生の頃にFXにチャレンジした結果、画面に張り付く生活や、プロでも為替は予想できない世界ということを悟り、株式投資へ移行しました。
その結果、株式投資や不動産投資を中心に投資活動することに至っています。
母親が家庭を支えるために猛烈に働く姿に、強く影響を受けた。
著者が2歳の頃に、不運にもお父さんが事故で亡くなってしまったそうです。
その結果、母親が寝る間を惜しんで、死ぬ物狂で、仕事や家事、育児に奮闘していたとのこと。
そんな母親の姿をみて、「少しでも母親を楽にさせたい。」という思いでお金を稼ぐことに興味を持ったそうです。
実は、僕も著者と同じような原体験からお金を稼ぐということに興味を持ちました。
僕の両親は事実上の離婚状態であり、母親一人で子供3人を育てていました。
1日に3つの仕事を掛け持ちし、毎日の平均睡眠時間は3時間程度という地獄のような生活をしていました。
そんな生活の中、毎日家事をこなし、お弁当を作ってくれたりと子供の為に一生懸命働いていました。
今思うと、過労死していてもおかしくない異常な状況でした。
著者のFIRE達成の秘訣は、収入の8割を株式買付けに回すこと。
著者といえば、以下のフレーズ(ツイート)が有名です。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) May 24, 2017
収入の8割を株式投資に回すというのは、なかなか簡単にできることではありません。
逆に返せば、収入の2割で生活するということなので、上手な節約(支出の最適化)が必須となります。
彼は、「節約」のことを「支出の最適化」という言葉で表現するようにしています。
無駄な固定費を削減し、無料で利用できることは無料で利用し、楽しみながら支出の最適化に取り組んでいます。
これは、僕の完全に同意で同様な生活を心がけています。
支出の最適化について、著者の印象深い思い出は、東京でオフ会でお会いした時に目の当たりにしました。
なんと彼は、自宅からオフ会の場所まで10kmも距離がある中、ランニングでオフ会に現れたのです!笑
さすがだな!と思いました。
無駄な支出を減らして、その資金を投資を回すという考えは、投資家ならごく自然な考えであり、FIREを目指すのであれば必須の生活スタイルであります。
その一方で、彼は三菱グループで年収が高いというアドバンテージがある点も、FIRE達成年齢を早めることができたポイントの一つであると思います。
僕は、年収320万円からスタートして、現在の年収が400万円程度なので、年収の8割を株式投資に回したとしても年間平均280万円程度です。
40歳以内に早期リタイア(FIRE)を目指すなら、支出の最適化と、年収を高めることは必須になります。
また、著者のように高属性、高年収でなく一般的な給与水準の方であれば、副業(複業)などをおこない、給料以外の収入を増やす必要があります。
僕がまさにその例であり、40歳まで(あと6年)には、FIREできるような計算でライフプランを考えております。
僕の戦略は、給与の5割と、不動産とブログアフィリエイトからの収入の全てを株式投資に回し、最終的に配当金生活をすることです。
年収400万円の地方サラリーマンでも、FIREができることを僕が証明して見せたいと思います。
本の中でも言及されていますが、高年収でないとFIREが達成できない訳ではなく、著者のような生活スタイルを意識することで、誰でもFIREは再現可能と思われます。
著者は、米国株や米国ETFの配当金に重きを置いている。
著者は、米国株や米国ETFを中心に投資をしています。
米国株を中心に投資をしている理由は、連続増配銘柄が多いからです。
細かい、彼のポートフォリオや個別の銘柄等に関しては、本を読んで頂きたいのですが、僕もほぼ同じような運用方針で投資を行っています。
現代は、ネット証券を利用すれば、自宅にいながら格安の手数料で米国株を購入することが可能な時代になりました。
そのうえ、一般NISA、つみたてNISA、iDeCo(イデコ)などの税制優遇制度も豊富にあり、非常に恵まれた時代です。
ETF(上場投資信託)を利用すれば、手軽に超低コストで、分散投資が可能になります。
僕自信、これまでに何種類か投資を経験してきました。
- FX
- 不動産
- 太陽光発電
- 株
スマホとネット環境さえあれば、どこでも投資ができて税制面でも優れている株式投資が、一番素晴らしい投資方法だと思っています。
もう、「投資のやり方が分からないから投資を始められない!」という言い訳はできないほど、誰でもスマホ一つで株式投資は始められる時代になったのです。
特に、配当金狙いの株式投資が最強だと考えており、FIREを目指すのであれば、配当金狙いの株式投資が最適解だと思われます。
資産形成は目的ではなく、自由になるための手段
資産形成とは、「自由に生きていく」ための、1つの切符に相当するということです。
と著者は語っています。
僕も完全に同意であり、自由な”時間持ち”になる為に、”小金持ち”を目指しています。
サラリーマンで65歳の定年を迎えて、生涯年収2億円を手にすることよりも、若いうちにさっさと2億円を手に入れてリタイアすることが絶対に人生が楽しくなるはずです。
僕は、昔からそれを目指してきました。
老後の年金受取額が心配であれば、配当金を自分年金として確保していれば年金に頼らない生活も可能になるはずです。
著者は、30歳にして、支出の最適化(いわゆる節約)や株式投資をおこなうことで、金融資産約7,000万円を確保し、安定で大手と言われる会社を辞めてFIREを成功することができました。
彼の功績は、本当に凄いと思うと同時に、相当な努力が無いとできない偉業を達成したと思います。
これからの時代は、ますますアーリーリタイア、セミリタイアを目指す若者が増えると思われます。
僕自身もそうですし、僕の周りの友人たちの多くががFIREを目指しています。
僕らの両親には、FIREを理解してもらえない事かもしれませんが、これが時代の変化であり、社会の変化であります。
周りになんと言われようとも、自分の人生、一度きりの人生、自由を手に入れる為には、自分を信じて行動するのみです。
僕も、著者のFIRE達成に勇気を頂き、ますますFIRE達成に向けた闘志が高まりました。
日本、そして地元沖縄から多くのFIRE達成者が出現できるように、僕自身がFIREを達成し、情報発信を頑張ろうと思います。
ありがとう。穂高唯希さん!!